コース紹介
普通科IBコース
2020年度新設[普通科IBコース]
このコースは、国際バカロレアの目指す「多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い世界、より平和な世界を築くことに貢献すべく、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成」のために、本校が新たにチャレンジするコースです。単に英語が出来て世界で働くだけではなく、人間としての成長を伴った真の国際人の育成を目指します。
そのためには、通常の教科や英語力の強化という授業にプラスして、芸術やスポーツ、課外活動にも注力し、知識の詰め込みだけではない、少人数教育を実施していきます。本校の理念である全人教育に通じる国際バカロレアの指導方針に沿ったカリキュラムを実施していきます。
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コア科目の履修
コア科目とはIB教育の理念を具体化した、文字通りDP科目の核をなす科目です。各科目の授業内容にもこのコア科目の要素が反映されます。
「知っているということは、何を、どのようにして、知るに至り、その結果、今どのように考えているのかということ」(知るプロセス)をcriticalに探究していきます。100時間以上の授業履修と「TOK展示」と「TOKエッセイ(日本語3200字)」といった評価試験があります。
CASの活動は定期的に、理想的には週1回のペースで少なくとも18か月に渡って継続し、「創造性」と「活動」と「奉仕」を合理的なバランスで実践する必要があります。また、CASに取り組んだ証拠としてポートフォリオに記録をつけることが求められるため、「振り返り」を重要視しています。さらに、チームで最低1か月に渡って「CASプロジェクト」に取り組み、より広いコミュニティーのメンバーとの共同作業で自己を成長させていきます。評価試験はありませんが、DP資格取得のためにはCASの履修条件を満たすことが必要です。
生徒が履修している科目の中から1科目を選び、研究課題を決め、リサーチを行い、8000字(日本語)の論文を約40時間かけて作成します。高レベルのリサーチスキル、思考スキル、自己管理スキル、書く力などが必要とされ、DP2年間の学びの集大成ともいえる科目です。授業科目として設定されていませんが、EEのためのガイダンスは行い、スーパーバイザーの教員から3~5時間ほどのアドバイス受けることができます。

3年間の流れ
受験をお考えの方へ
IBコースを受験する皆様にはIB教育の特徴や理念、カリキュラムなどを十分に理解していただきたいと考えております。IBDPは、決して「英語力」さえあれば良いというプログラムでもありません。ぜひ、本校入試相談会や模擬授業にお越しいただき、IB教育や本校のIBDPを良く理解した上で、受験を検討いただけると幸いです。
詳しくは、
こちら「IBコースリーフレット」
をご参照ください。

新たなる学びへの挑戦
野櫻 慎二
IBカリキュラム マネージャー/地歴公民科
まだまだ日本は結果重視の教育がメインです。そんな中、新設のIBコースは、生徒が学んでいくプロセスを大切にするプログラムとなっています。また、本校と国際バカロレアの理念がリンクする「地域に根ざした国際人の育成」ということから、地域共生のカリキュラムも組まれています。三浦学苑で学び、そこから世界へ羽ばたく人材を育てる。それがIBコースの使命だと思っています。まだまだ日本では耳慣れないプログラムですが、「日本から世界へ」だけではなく、「世界から日本へ」ということも意識して、海外からの入学生も奨励するなど、日本のIB教育の普及に向けて頑張ってまいります。そして今後は、世界をステージに活躍できる生徒を育てていきたいと思っています。